ロシアのプーチン大統領は、二酸化炭素の排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルを2060年までに実現すると表明しました。
プーチン大統領は13日、エネルギーに関する国際会議で脱炭素に向け積極的な姿勢をアピールしました。一方、ヨーロッパで価格高騰が問題となっている天然ガスについて、ロシアは供給量を前年に比べ15%増やしたと指摘し、さらに増やす用意があると述べました。
そのうえで、プーチン氏はロシアとドイツを結ぶ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム2」が稼働すれば価格は大幅に下がると強調。稼働に向けた早期承認を求めました。
ロシアがエネルギーを政治的な武器として利用しているとの批判には、「ナンセンスだ」と全面否定しています。